スマートロックは、自宅やオフィスのドアに取り付けて、スマホなどの物理デバイスで鍵の開け閉めを遠隔操作できる便利なデバイスです。安全性と便利性の両方を向上させることができます。
主な機能
- リモートでの施錠・開錠
- スマートフォンアプリを使用して、外出先からドアの施錠や開錠が可能
- オートロック
- ドアが閉まると自動的に施錠される「オートロック」の設定が可能
- スマートデバイスを持って近づくと、自動で開錠する設定も可能
- 鍵の共有
- 家族や友人、清掃スタッフなどに「一時的」、または「定期的」なアクセス権限をデジタル共有できる
- 入場履歴の確認
- 誰がいつドアを操作したかをアプリで確認できる
- 多様な開錠方法
- スマートフォンアプリ
- スマートWatch
- 音声操作
- PINコード(○桁の数字など、パスワード)
- 指紋認証
- 物理キー(バックアップ用)
- 音声アシスタントとの連携
- Amazon AlexaやGoogle アシスタント、Siriなどの音声アシスタントを使って音声操作ができる
使用例
- スマートロック x スマートWatch
例)ジョギングの時、鍵やスマホを持たずに手ぶらで外出したい
⇒Apple WatchなどのスマートWatchで開錠可能
※製品やブランド毎に連携可能なデバイスは異なります。 - スマートロック x スマートスピーカー
例)宅配便が来た時に、音声アシスタントに「○○、鍵開けて!」と指示して、音声コマンドで開錠できる - 期間限定パスワード
例)友人が遊びに来る際に、その日限定で自由に出入りできるように期間限定パスワードを発行する
メリット
- 物理的な鍵を持ち歩く必要がなくなる
- スマホやスマートウォッチ、指紋認証などで開錠できるようになるため、従来持ち歩いていた物理キーを持つ必要がなくなります。
- 遠隔で家族や友人にアクセス権を付与できる
- 期間限定パスワードやワンタイムパスワードを一人一人に付与することもできます。遊びに来た友人や家族が一時的に開錠できるようになります。
- 開錠方法が多様
- スマホやスマートウォッチ、音声開錠、指紋認証、パスワード認証など複数の開錠方法が設定できるので、場面に合わせて開錠方法を選択することができます。
デメリット
- 充電やバッテリー交換が必要
- スマートロックは電池式やバッテリー式のため、電池交換やバッテリーの充電が必要です。
- スマホが壊れた時に、操作が難しくなる
- スマホが何らかの理由で故障した場合、通常の操作では開錠できなくなる場合があります。あらかじめ複数の開錠方法を理解しておく必要があります。
- 通信環境が不安定だと動作しにくい場合がある
- スマートロックにはGPS機能が内蔵されているため、GPSが受信しにくい環境だとスムーズに開錠できない場合があります。鉄筋コンクリート造のマンションや玄関が外に面していない内廊下型のマンション、周囲に高層マンションが多い地区では、うまく動作しない場合があります。
- 初期費用が高い
- より便利で多機能になればなるほど、費用が高くなっていきます。
- 設置できない玄関錠もある
- 既設の玄関錠と設置したいブランドの組み合わせによっては、うまく設置できないものもあります。
代表的なブランド
SwitchBot Lock
本社:中国(日本市場に特化)
特長:
- コストパフォーマンスが高い
- 取り付けが簡単で、工事不要、既存の鍵に装着可能
- 専用ハブを使ってスマートホーム連携や遠隔操作可能
- 日本の住宅事情に合わせたホームデザインが人気
Qrio Lock
本社:日本(ソニー関連会社)
特長:
- 日本市場向けに設計された製品で、マンションや賃貸住宅に対応
- コンパクトでスタイリッシュなデザインが人気
- スマートフォンアプリの操作性がよく、UIがシンプル
- 防犯性能も高く、日本の玄関に最適化されている
まとめ
スマートロックは、ご自宅の玄関錠を今より「セキュア」に「スマート」に「シンプル」にアレンジすることができます。まずは取り付けが簡単なメーカーの製品から試してみてスマートロックに慣れていくことをお勧めします。一度使ってみるとスマートロックの便利さに驚かれるかと思います。
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